バスモニターとは対照的に、グループモニターは次のような可能性を提供します:
グループモニターで「グループ機能」が選択されている場合の機能概要:
オプション | 記述 |
グループアドレス | 読み込むグループアドレス 右の(...) ボタンを使い、現在選択中のプロジェクトからグループアドレスを選択します。 グループアドレスは選択ボックスの中でグループアドレス値の昇順にソートされています(つまり最初のグループアドレスは恐らく0/0/1)。 |
データポイントタイプ | データポイントタイプの手動選択。 これはグループアドレス値のデコードルールを定義し、それに従いデコードが適用される(テレグラムの受信時、読み出し/書き込み操作時)。 |
最新の受信バリュ― | 選択したグループアドレスのバスから受信した最後の値。 |
値 | 書き込まれる値は、選択したデータポイント・タイプまたは生の値に従ってデコードされます。 |
周期的に送信する | 周期的にテレグラムを送信します。 有効な場合、遅延時間(下記参照) は自動的に1秒に設定されます。 |
遅延時間 [秒] | 秒による遅延時間、すなわち最初のテレグラムが送信されるまでの時間、または2つのテレグラムの間隔 (0...3600) |
書き込み | グループアドレスの値を書き込むために、バスに「グループアドレス値書き込み」テレブラムを送信します。 |
読み込み | グループアドレスの値を読み取るために、バスに「グループアドレスの値読み取り」テレグラムを送信します。 |
グループアドレス値の読み取り
まず、グループモニタウィンドウで「グループ機能」ボタンが押されていることを確認します。 「開始」ボタンを押し、空欄の「グループアドレス」にグループアドレスを入力するか、'...' シンボルを押して現在のプロジェクト内の既存のグループアドレスのリストからグループアドレスを選択します。
バス上で読み取りリクエストを送信するには、「読み取り」ボタンを押します。 結果としてのテレグラムは、「GroupValueRead」タイプを列「Type」に表示し、「Info」列には値を表示しません。 テレグラム内の送信元アドレスは、バスインターフェイスの個別アドレスです。 応答テレグラムの値('Type' 列には'GroupValueResponse' を表示)が「情報」列に表示されます。
$記号が前にある値は16進数である。
読み取りを行うことができるのは、読み取りフラグが設定されているグループオブジェクトに限られます。 グループアドレスが照会される場合、それがグループオブジェクト内で送信グループアドレスとして指定されていない場合、 応答は読み取り要求で使われたのとは別のグループアドレスで送られます (すなわち送信グループアドレス)。
グループアドレス値書き込み
まず、グループモニタウィンドウで「グループ機能」ボタンが押されていることを確認します。 「開始」ボタンを押し、空欄の「グループアドレス」にグループアドレスを入力するか、'...' シンボルを押して現在のプロジェクト内の既存のグループアドレスのリストからグループアドレスを選択します。
データ ポイント タイプフィールドから適切なデータポイントタイプを選択し、同時に送信する必要がある意味のあるデータの値を選択します。 遅延時間を秒単位で設定することで、入力された遅延時間の後にのみテレグラムが送信されます。 「周期的に送信」欄をチェックすると、自動的に「サイクル時間[sec]」オプションが有効になります。 後者の場合、例えば2秒ごとにテレグラムが書き込まれます。
テレグラム送信後は、ETSによって送信したテレグラムと応答テレグラムが一覧表示されます。